こんにちは。じっくリッチ研究所@所長の松本久慶です。

この記事をご覧になっている方は、「最近よく定年延長という言葉を聞くけれど、いつからなの?」とか「定年延長のメリット・デメリットって何なんだろう?」と考えられている方だと思います。「定年延長って何だか嫌だな」と思われている方もいるかもしれませんね。

そこで今回は、定年延長がいつから適用されてメリット・デメリットは何なのかにについて触れると共に、定年延長を踏まえた今後の働き方まで考えていきたいと思います。

若い方にとっては遠い先の将来になるかもしれませんが、少しずつ意識して準備して、有意義な生活を実現していきましょう。

 

定年延長ってそもそも何?いつから適用されるの?

最初に簡単に定年延長とはそもそもどういったものなのかについて、確認しておきましょう。

定年というと、何となく「60歳」というイメージがありますよね。それが、2013年に改正された「高年齢者雇用安定法」によって、これまで一般的だった「60歳」での定年退職年齢が廃止となり、雇用主は2025年までに従業員全員の雇用を「65歳」まで確保することが義務付けられました

この2013年の改正以前においても、以下の3つのいずれかが義務付けられていたのですが、

 

①定年の引き上げ

②定年制度の廃止

③継続雇用制度の導入

 

③継続雇用制度の導入を選択した場合、希望者全員を対象としないことも可能でした。それが2013年の改正によって、希望者全員を対象としなければならなくなったんです。

厚生労働省は、「この改正は65歳への引き上げを義務付けるものではない」としていますが、労働者が希望するだけで継続雇用の対象としなければなりませんので、この改正によって、実質的には65歳まで働く場所を確保することが義務付けられた形になりました。

ですので、一般的に定年延長と言った場合には、2013年の「高年齢者雇用安定法」改正によって、定年が「60歳」⇒「65歳」へと延長となったことを言います

ちなみに、最近ではこの年齢について、「70歳」とする動きも出ています。

 

少子高齢化と人口減少による働き手の不足への対策として、政府は雇用機会を70歳まで拡大する検討を始めた。

引用元:70歳定年まで働きたい? 意識に年齢差、「職場のお荷物」にならない最強の対策は

 

働き盛りの20代~40代の方にとっては、「70歳」と聞くと遠い未来な気がしますよね。。。

 

70歳への延長については、これから議論されていくことになりますが、はじめに少し触れたとおり、65歳への延長については、2025年までに適用される形になります。

 

何で定年が延長されるの?

ここまで見てきたように「65歳」はもちろん、今では「70歳」についても議論されるようになりました。

では何故、どんどん定年が延長されていくのでしょうか?

これは厚生年金の支給開始年齢が引き上げられていくことに対応するためです。現在では、支給開始年齢が段階的に65歳まで引き上げることになっているので、「60歳」が定年だと「65歳」までの間が無収入となってしまいます。

この無収入となる期間を無くすために、65歳まで延長となったのです。

 

ということは、「70歳」が議論されているということは、年金の支給開始も70歳に延長されることは容易に想像できますよね。近い将来そうなるものと思います。

「年金は将来あてにならない」とよく報道されているのは、こういった事情からなんですね。少子高齢化社会において、国の財政事情を考えると必然の流れなのかもしれません。。。

これは余談ですが、直近ですと「75歳」という案も出てきているようです。。。まずは「70歳」からですが、本当にどんどん延長していきそうですね。

 

政府には将来的に75歳まで定年を引き上げるシナリオもあり、今後、「超高齢化社会」をどのように形づくっていくのか、様々な意見が飛び交いそうだ。

引用元:焦点:政府が70歳定年へ効果試算、75歳も視野 にじむ年金改革の思惑

 

これらを踏まえて次では、定年延長のメリット・デメリットを見ていきましょう。

 

定年延長のメリット・デメリットは?

ここではメリット・デメリットについて、従業員側の立場から見ていきましょう。

これについては、以下の記事においてアンケートが実施されていますので、そちらの結果を元にしながら、それぞれ3つ見ていきたいと思います。

(参考)中高年8割が「定年延長」に賛成 – メリット・デメリットは?

 

定年延長のメリットについて

①定期収入を得られる期間が延びる

これは、一番大きなメリットですよね。年金が支給されないとなると、生活費の拠り所が貯金しか無くなってしまいますから、切実な問題です。ただ、これはデメリットの年金減額の可能性とも表裏一体なんですけどね。

 

②社会参加を継続できる

これも納得ですね。昔の60歳というと、とても年配であるイメージがありましたが、今の60歳は本当に若々しい方が沢山いらっしゃいます。

医療技術の向上もあり、平均寿命も延びていますから、60歳で引退というのは物足りないという方は多いことでしょう。

 

③仕事のやり甲斐が生きがいにつながる

これも②と似ていますね。60歳で定年を迎えた瞬間に、すっかり老け込んでしまうという話はよく聞きます。

日本人は特に仕事熱心ですから、無趣味という方も多く、仕事が無くなると同時に生きがいが無くなってしまう方も多いのは事実でしょう。

ただ、65歳に延長されたとしても、いずれ来る退職時のためにも仕事以外の生きがいは作っておきたいですね。

少し話はそれますが、将来の趣味を見つけたい方は以下も参考にしてみて下さい。趣味が見つかるだけなく、収入をアップさせることも出来ます。

【趣味が無い方へ】無趣味でも夢中になれる事の見つけ方!実際に心も体もリッチになった休日・週末の過ごし方とは?

 

定年延長のデメリットについて

①年金減額の可能性がある

これはそもそも定年延長となるきっかけが、年金支給開始を延ばすことだった訳ですから、受け取れる年金が減額となるのも容易に理解できますね。

そういった意味で、メリット①の「定期収入を得られる期間が延びる」と表裏一体という訳です。

 

②健康上の不安がある

いくら定年延長となった場合でも、自身の身体が健康で働けることが前提となります。

ですので、65歳まで100%健康でいられるということは誰にも保障できませんので、不安になるのは当然ですね。

今まで以上に、健康管理には注意していきたいものです。

 

③長年働き続ける将来を考えると気分が落ち込む

先ほど見てきたメリットについては、あくまで今の仕事が好きなこと、少なくとも嫌ではないことが前提ですよね。

会社に行くのが憂鬱で、いち早く辞めたいと考えている人にとっては、定年延長は拷問のようなものです。あと5年長くなるわけですし、将来的には75歳までとなってしまったら、+15年です。

収入面も問題ですが、働くことが苦痛となっている方にとっては、今後の働き方を考える必要があるかもしれません。

 

以上、メリット・デメリットを見てきましたが、いかがだったでしょうか。

次で、これまでの話を踏まえて、今後の働き方について考えてみたいと思います。

 

定年延長を踏まえた今後の働き方を考える

先ほどのメリット・デメリットの参考記事で紹介した以下ですが、

(参考)中高年8割が「定年延長」に賛成 – メリット・デメリットは?

 

その記事タイトルにもあるとおり、中高年の方を中心に賛成しているものになります。

逆に言うと、若年層にはデメリットが大きい制度とも言うことが出来ますね。

これは少し考えれば簡単なことなのですが、定年を延長するということは、自分より上の世代がいなくならないという事を意味します。

ということは、いつまで経っても上のポジションに就くことが出来ませんし、企業としても人件費がかさみますから、そのシワ寄せが若年層にいくのは当然でしょう。

結果として、成長を続けている企業は別ですが、そうでない企業の多くは、一人当たりの給料を減少せざるを得ません。

そして、現在年配の方は、あと少し働けば延長後の定年を迎えることが出来ますが、若年層にとっては、どんどん定年年齢も引きあがっていくことが予想されているのは先に記したとおりです。

そうすると、給料は下がるは、先は見えないはで、やはり若年層が不利を被っている制度と言えると思います。

それでは、今後どういった働き方をしていけば良いのでしょうか?

次で筆者が考える、対応策をご紹介します。

 

自分の好きな分野での副業を始めて、会社だけでない収入源と普遍的なスキルを身に付ける

これからは、若いうちから会社に頼らずに生きていける収入源と普遍的なスキルを身に付けておくことが重要になると考えます。

いつから年金が支給されるのかビクビクしながら仕事を続けていくのは辛いですし、仕事が楽しくないのであれば、そもそもそんな長年に渡って続けていきたくないですよね。それで身体を壊してしまっては元も子もありません。

一方で、今の仕事が嫌だからといって仕事を辞められるかというと、結婚していて一家の大黒柱となっている方にとっては特に辞めることは現実的ではありません。これは定年延長後も同様ですね。

そこで提案するのは、今の仕事を続けながら、自分の好きな分野で副業をしてみることです。

私も将来の不安や有意義な生活を模索するために、働きながら副業を始めました。ただ、本業に支障が出たり、やっていて辛かったりすると意味がないので、自分の好きな分野で自分のペースで副業を続けています。

具体的にどういったことをしてきたかについては、以下も参考にして頂けたらと思います。

副業でうまくいかない・疲れる人必見!週末だけでゆっくり無理なく稼ぐコツ

 

毎月収入が確保できれば、いちいち定年延長や年金問題に一喜一憂する必要はありませんよね。

そして、収入源を確保することももちろん大事なのですが、もっと大事なのは普遍的なスキルを身に付けられるということです。

副業を通じて自身のビジネスを持つことで、ビジネスに必要となる「集客」「商品設計」「セールス」の3つのスキルを学びながら身に付けることが出来るんです。

これさえ身に付けておけば、例え収入がストップしたとしても、自分で一からビジネスを始めることが出来ますから、食いぱっぐれることはありません。

ただ、一朝一夕に身に付くものではありませんし、副業ビジネスと同様に地道に育てていくイメージになりますから、じっくり時間をかけて培っていきたいですね。

人生100年時代なんて言われていますから、焦ることなくまずは副業から始めてみませんんか。

私の実践している内容については、今後も当ブログで紹介していきますから合わせてチェックして頂けると嬉しいです。

 

まとめ

・定年延長とは一般的に、2013年の「高年齢者雇用安定法」改正によって、「60歳」⇒「65歳」へと定年が実質的に延長となることを言います。「65歳」への延長については、2025年までに適用される予定です。

・定年延長のメリットとしては、①定期収入を得られる期間が延びる②社会参加を継続できる③仕事のやり甲斐が生きがいにつながる等が挙げられます。

・定年延長のデメリットとしては、①年金減額の可能性がある②健康上の不安がある③長年働き続ける将来を考えると気分が落ち込む等が挙げられます。

・年金があてにしにくい現在において、定年延長後も有意義は生活を送っていくためには、自分の好きな分野での副業を始めて、会社だけでない収入源と普遍的なスキルを身に着けることが重要だと考えます。